振袖のマナーを知って、振袖を美しく着こなそう!

DATE 2016.07.29

立ち方や座り方、車の乗り降り、食事の作法など…。
振袖を着ている時は、洋服の時とは違ってちょっとした仕草でも注意が必要です。
振袖のマナーが知っているかどうかで、せっかくの振袖姿が台無しになってしまうかもしれません。
きれいな振袖を着ているのですから、憧れの視線で見てもらいたいですよね。

ここでは、様々なシーンでの立ち居振る舞いのポイントをご紹介します。
ポイントを意識することで、自信を持って美しく振袖を着こなしましょう。

まずは基本の立ち方をマスター!

まずは基本姿勢からしっかりとマスターしましょう。

振袖は上前(着物を合わせた時、上側にくる左前身頃のこと)に華やかな柄が入ることが多くなります。
上前を見せるような形で、右足を半歩後ろに引いて立つと、より華やかな印象を与えることができます。
そしてお腹に力を入れ、しっかりと背筋を伸ばしましょう。
手は軽く前で揃えると、長い袖の流れも美しく見えます。

美しく見える歩き方

振袖姿を美しく見せるには、歩き方はとても重要です。

背筋をきちんと伸ばして、やや内股気味に小さめの歩幅で歩きましょう。
足の指先を外側に向けたり、大股で歩くと、振袖の裾がはだけてしまい、がさつな印象を与えてしまいます。

足を踏み出す際は、反対の足のつま先に添えるような感覚を意識すると歩きやすくなります。
またその際に、振袖の端を持つようすると、裾が広がらず歩き姿が美しく見えます。

イスに座る時は浅めに腰かける

イスに座る際は、帯が背もたれに当って崩れてしまわないように、
背もたれには体を預けず、背筋を伸ばして浅く腰を掛けるようにしましょう。

次のようなポイントに気を付けると、スムーズに美しく座ることができます。

  • ・イスの右側に立ち、左手で袂を持ち上げます。
  • ・右手で上前を押さえ、体の左側から腰かけます。
  • ・腰をおろしたら、両方の袖を上に重ねます。

階段の上り下りの際は、裾と袖に注意!

階段の上り下りの際は、裾を踏んで転ぶなんてことがない様に、気を付けましょう。

袖を引きずってしまわないように、袖と上前を持って上り下りするのが基本です。
両袖を腕に掛け、上前をおはしょりの下で軽くつまみます。

下りるときは、片手で階段の手すりをつかみます。体を少し斜めにするとより美しく見えます。

車に乗る時はお尻から

美しく車に乗るポイントは、お尻から乗ることです。

頭から乗ると、お尻が突き出て見た目が美しくないだけではなく、ヘアースタイルが崩れたり、振袖が着くずれしてしまう原因にもなります。

次のポイントに気を付けるとスムーズに車に乗ることができます。

  • ・まずお尻を先に車に入れます。
  • ・袂を合わせて左手に持ち、上前を右手で押さえ、乗る位置をしっかりと確かめて腰かけます。
  • ・そのまま体を90度に回転させながら最後に足を入れます。
  • ・イスに座る時はシートにもたれない様に気をつけましょう。

降りる時は、乗る時と同じで上前と裾をしっかり持ち、体を回転させて両足を車の外におろします。

トイレに行くのが不安にならないようにしっかりと予習!

「振袖を着ている時は、トイレに行くのが面倒くさそう」と不安に思う方も少なくないと思います。
ですが、落ち着いて行動すれば大丈夫です!ポイントは階段の上り下りと同じで、裾と袖に気を付けることです。

まず袖は、両袖をひとまとめにして軽く結んでおくか、クリップの様な物で留めてまとめておきましょう。
裾は、ロングスカートをたくし上げるように、裏返さないでそのまま帯の下までたくし上げます。
あとは裾をしっかり帯締めに挟み込みましょう。
長襦袢(着物用の下着)も同じようにたくし上げ、帯締めに挟み込み、あとは襦袢、着物の順に下ろすだけOK!

※トイレの後、手を洗う時も要注意!

水がはねて袖を濡らしてしまわないように、クリップで両袖をまとめる様にしましょう。
クリップがない場合は、両袖を帯締めに挟み込むと良いでしょう。

その仕草も要注意!振袖美人になる為に気を付けたいポイント

基本の動作以外にも様々なシーンで気を付けなければいけないポイントがあります。
それぞれの注意点をシーン別にご紹介します。

■落した物を拾う時

なにかを落としてしまっても、慌てて拾わないうように!
袖を裾を汚してしまわないよう、両袖を片手で揃えて持ち、その手で上前を押さえます。
そのまま体を少し斜めにして腰を落とせば、着崩れせずに美しくかがむことができます。

■手を上げる時

タクシーを止めたり、吊革に捕まる時など、手を上げるときも要注意!
振袖の袖口は大きく開いているので、袖口から二の腕や長襦袢が見えやすく、品が悪い印象を与えがちです。
両脇をしめ、手首の袖口を軽く押さえる様にすると、手先だけが出るようになり、美しい振袖の着姿になります。

■食事をする時

振袖を汚してしまうと大変なので、シミなどが付かないように、ナプキンを襟にはさみ上前に広げます。
またグラスなどを持つ時は、水滴がシミを付けてしまうこともあるので、紙ナプキンなどでグラを包んで持つようにしましょう。
万が一シミがついてしまった場合は、すぐに乾いた布で叩くようにして吸い取る様にしましょう。

いかがでしたか?
振袖を着る時は、色々と動きに制限が出て大変なイメージがあると思いますが、
ポイントを意識すれば、きっと美しい着姿を披露できるようになります!
せっかくの晴れの舞台!しっかりマスターして振袖美人を目指しましょう!