振袖の柄や模様ってどんな種類があるの?柄に込められた意味って?その2

DATE 2017.04.10

成人式の振袖選び、もう決めた方もいらっしゃれば、なかなか決めきれないというかたもいらっしゃると思います。
今回の振袖美人の教科書は、前回の「振袖の柄や模様ってどんな種類があるの?柄に込められた意味って?」の第2弾です。

色やデザインの好みはもちろんのこと、柄や模様の持つ本来の意味を知っているだけで、成人式の振袖選びがますます楽しくなるのではないでしょうか?

前回は「吉祥文様」と呼ばれる文様についてお話しましたが、今回は皆さんが目にする機会の多い、花をモチーフとした「花文様」と、鳥や蝶などの動物をモチーフにした模様についてご紹介したいと思います。
それぞれの柄や模様に込められた意味を理解して、ぜひ振袖選びに役立ててみてください。

花をモチーフにした「花文様」

華やかで女性らしい振袖の柄や模様と言われて、花をモチーフとした文様を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
花の柄・模様は、伝統的な古典柄の振袖はもちろんのこと、モダン柄の振袖でも用いられることが多いため、振袖自体の種類も多く、とても人気があります。

○ 梅

日本の花といえば、桜を思い浮かべる方も多いと思いますが、その昔、奈良時代では「花といえば梅」というほど、梅は昔から愛されてきた日本古来の花だそうです。
かわいらしく、また女性らしい梅の花柄は、年齢を問わず人気があります。
梅の花はかつて、その殺菌性や解毒作用から百薬の長とされており、その清らかな印象や品格がそのまま人柄を表す文様として定着しました。
また古来から冬の寒さの中でいち早く美しい花を咲かせることから、忍耐や清廉潔白を表すとされ、光琳梅や裏梅、槍梅など様々な描き方で用いられています。

○ 桜

桜は振袖の柄、模様としてもよく用いられる定番デザインのひとつです。
しだれ桜や桜尽くしなど、こちらも様々な描き方がされます。桜の花は華やかに輝く未来を表すといわれ、まさに成人式のような新しい門出にぴったりの柄です。

○ 菊

菊の花も振袖の柄ではよく目にする代表的な柄です。
日本では皇室の御紋にも使われているとても高貴な花です。
その昔、平安時代には厄除けにも用いられていたとされ、邪気を払う縁起の良い花として古くから愛されてきました。

○ 牡丹(ぼたん)

牡丹の花は古くは奈良時代に中国から伝わったとされ、鎌倉時代には摂関の御紋としても使用された、こちらも縁起の良い模様です。
中国では花王、花神と呼ばれ、また不老長寿の花としても愛されています。
小さなつぼみから大輪の花を咲かせることから、牡丹の花は、豪華絢爛、幸福、富貴を表します。
また「たてば芍薬、座れば牡丹」と言われるように美人の花としても親しまれています。

○ 薔薇(バラ)

モダン柄の中で特に人気が高いバラの花の柄。実はその色によって、柄の持つ意味が異なります。
ピンクのバラは上品さやお淑やかさを、青は、その貴重性から「奇跡」や「夢が叶う」ということを白は清純や尊敬を、黄色は可憐や友情を表します。
バラの花はモダンなものからロマンチックな雰囲気まで幅広いデザインに用いられる人気の柄です。

動物をモチーフにした柄や模様

○ 蝶(ちょう)

蝶は古典柄でもモダン柄の両方の振袖でよく使われる人気の柄で、その優雅で可憐な姿が女性らしい印象を与えてくれます。
またさなぎから優雅な蝶に成長して羽ばたく姿から吉兆の象徴とされ、縁起の良い柄だといわれています。

○ 兎(うさぎ)

古典柄の振袖に用いられることの多いうさぎ。
うさぎは短い前足と長い後ろ足で素早く飛び跳ねる様から、物事がトントン拍子で調子よく進むというイメージを表しています。
またうさぎ年生まれの方の中には、干支と同じという理由で選ぶ方も多いようです。

○ 鶴(つる)

吉祥文様の中でもご紹介しましたが、鶴は延命長寿の象徴とされる鳥で、品格あふれる美しい姿が人気の柄です。
同じように吉祥の意味を持つ松や亀などと組み合わせたものも振袖で良く見かける柄です。

○ 鳳凰(ほうおう)

鳳凰は実在する生き物ではありませんが、古来中国より言い伝えられてきた伝説上の鳥です。
平和で幸福に満ち溢れた世界が実現される時に鳳凰はその姿を現すと言われており、またその優美で華麗な姿は、日本でも飛鳥時代より広く愛されています。

○ 孔雀(くじゃく)

孔雀は華やかな彩りのある姿とその美しい佇まいから、伝説の鳥「鳳凰」に似た姿を持つ地上の鳥として、江戸時代から人気のある鳥です。
富や未来の繁栄の象徴と言われ、おめでたい成人式の振袖にもぴったりの柄です。

いかがでしたか?
前回に引き続き、今回も振袖の模様・柄についてご紹介しました。
それぞれの模様や柄の持つ意味を知った上で成人式の振袖選びを行うことで、より楽しく、賢く成人式の振袖が選べるのと思います。