振袖と長襦袢の調和・見える部分の着こなし方と選び方のポイント
振袖の美しい姿を引き立てる、意外と重要な役割を果たしているのが長襦袢です。
振袖の下に着るため、普段は目立ちませんが、実は袖口や裾、振りから、長襦袢の色や柄がさりげなく顔を覗かせます。
今回は、振袖から見える長襦袢の範囲や、その見え方、そして長襦袢選びのポイントを詳しくご紹介します。
◆振袖から見える長襦袢の範囲
◇袖口から見える長襦袢
振袖の袖口は約22~23cm開いています。
手を動かすたびに、長襦袢の袖がちらりと見えるため、その色や素材が全体の印象に影響を与えます。
例えば、振袖が赤色の古典柄で、長襦袢が白の綸子(りんず)であれば、袖口から見える白い綸子の光沢が、赤の鮮やかさを際立たせ、華やかさを増幅させます。
逆に、振袖が落ち着いた紫色の柄物で、長襦袢も紫系のぼかし染めであれば、統一感のある上品な印象になります。
特に明るい色の長襦袢は、袖口から大きく存在感を示すため、振袖の色との調和が重要になります。
袖口から見える長襦袢は、全体の着姿のアクセントとして機能すると言えるでしょう。
また、長襦袢の袖丈が振袖より長いと、袖口から長襦袢がはみ出し、だらしない印象を与えてしまうため、注意が必要です。
◇裾から見える長襦袢
歩くたびに裾がめくれ上がり、長襦袢の裾がほんの少し見えることがあります。
この時、長襦袢の色や柄が、振袖の裾の色とどのようなバランスを保っているかで、着姿の印象が大きく変わります。
これは、長襦袢の柄が振袖の柄と重なる部分がある場合にも同様です。
振袖の裾と同じ色、もしくは近い色合いの長襦袢であれば、統一感のある落ち着いた印象を与えます。
一方、コントラストの強い色を選ぶことで、より華やかな印象を与えることも可能です。
裾から見える長襦袢の面積は、歩く速さや歩き方によっても変化します。
ゆっくりと優雅に歩くことで、より長襦袢が見える機会が増え、その色や柄を効果的に見せることができます。
◇振りから見える長襦袢
振袖の後ろ側の袖は、「振り」と呼ばれ、袖付けから袖下まで開いています。
この振りから、長襦袢が最も大きく見える部分です。
振袖の袖丈が長い分、長襦袢の振り部分の色や柄は、後ろ姿の印象を大きく左右します。
例えば、振袖がシンプルなデザインの場合、振りから見える長襦袢に華やかな柄を選ぶことで、後ろ姿にアクセントを加えることができます。
また、振りから見える長襦袢は、写真撮影の際に特に目立つ部分です。
美しい後ろ姿を演出するためには、長襦袢の素材や色柄にも気を配る必要があります。
◆長襦袢の見える部分の着こなし
◇袖口の見え方の調整
袖口から見える長襦袢の面積は、着付けの際に調整できます。
袖を少し短く着付けることで、見える面積を小さくすることができます。
これは、長襦袢の袖丈が振袖より長い場合に特に有効です。
逆に、長襦袢の袖丈が振袖より短い場合、袖口から長襦袢がはみ出すのを防ぐためにも、着付けの際に注意が必要です。
また、袖口から見える長襦袢の色と、帯揚げや帯締めの色を合わせることで、より統一感のある着こなしが実現します。
◇裾の見え方の調整
裾の見え方は、歩くときの姿勢や、裾さばきで調整できます。
裾をあまり大きく広げずに歩くことで、長襦袢の裾が見えるのを最小限に抑えることができます。
これは、長襦袢の柄が派手な場合や、振袖との色のバランスが悪い場合に有効です。
逆に、長襦袢の裾を見せることで、動きのある華やかな印象を与えることも可能です。
また、長襦袢の丈が振袖より短い場合、裾から長襦袢がはみ出すのを防ぐには、着付け時に十分な注意が必要です。
裾除けを使用することで、長襦袢のはみ出しを防ぎ、着崩れを防ぐ効果も期待できます。
◇振り部分の見え方の調整
振りから見える長襦袢の面積は、着付けの際に調整することは難しいですが、長襦袢の素材や色柄を選ぶことで、見え方の印象を変えることができます。
また、振り部分に刺繍や絞りなどの装飾が施された長襦袢を選ぶことで、後ろ姿に個性を加えることができます。
振袖の柄と長襦袢の柄が同系色で、かつ異なる柄であれば、奥行きのある美しい後ろ姿になります。
◆長襦袢選びと振袖との調和
◇素材による見え方の違い
正絹の長襦袢は、しなやかで光沢があり、振袖に自然と馴染みます。
上品な光沢が、振袖の生地の質感を引き立て、より豪華な印象を与えます。
一方、ポリエステル素材は、正絹に比べて光沢が控えめで、シワになりにくいというメリットがあります。
ポリエステル素材は、正絹よりも価格が抑えられていることが多いのも魅力です。
素材によって、光沢感や質感に違いがあり、それが長襦袢の見え方に影響します。
◇色柄による見え方の違い
長襦袢の色柄は、振袖の色柄と調和させることが大切です。
無地の淡い色の長襦袢は、どんな振袖にも合わせやすく、上品な印象を与えます。
特に、白やクリーム色、薄ピンクなどは、様々な振袖に合わせやすく、失敗が少ない選択肢です。
一方、柄物の長襦袢は、振袖の色柄とバランスを見ながら選ぶ必要があります。
袖口や振りだけ色が濃くなっているものもあり、デザインのアクセントとして効果的です。
◇サイズと着心地の関係
長襦袢のサイズは、振袖のサイズに合わせて選ぶ必要があります。
小さすぎると窮屈で着心地が悪く、大きすぎると袖口や裾から長襦袢がはみ出してしまいます。
快適な着心地と美しい着姿を両立させるためには、自分の体型と振袖のサイズに合った長襦袢を選ぶことが重要です。
自分の体型に合った長襦袢を選ぶことで、着崩れを防ぎ、一日中快適に過ごせます。
また、長襦袢の下には、肌触りの良い肌襦袢を着ることで、より快適な着心地を実現できます。
◆まとめ
長襦袢は振袖の下に着る下着ですが、袖口、裾、振りから見えるため、素材、色柄、サイズ選びが重要です。
これらの点を考慮し、振袖との調和を考えながら長襦袢を選ぶことで、より美しく、そして着心地の良い振袖姿を実現できます。
成人式という大切な日を、より素敵なものにするために、ぜひ長襦袢にもこだわってみてください。
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