FAQみんなの質問

低身長さん必見！振袖が似合わない悩みは「柄と色」で解決！スタイルアップ術をプロが解説

「身長が低いから、自分に合うサイズの振袖が見つかるか不安…」
「小柄だと振袖が似合わないんじゃないか…」

成人式を控えるにあたり、振袖選びでこのようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ですが、ご安心ください。
身長の低さは、選び方次第でむしろ「可愛らしさ」や「可憐さ」という魅力に変わります。
今回は、低身長の方がその魅力を最大限に引き出し、スタイルアップも叶える振袖選びのポイントを解説します。

◆基本は「小さめ」の柄でスッキリと

低身長の方が振袖を選ぶ際の基本は、小さめの柄があしらわれたデザインを選ぶことです。

大きな柄の振袖を選んでしまうと、柄が主張しすぎて全体のバランスが重く見えたり、せっかくの美しい柄が途中で見切れてしまったりすることがあります。

その点、小花柄や古典的な小さい文様であれば、柄が見切れる心配がなく、スッキリとした印象を与えます。
主張しすぎない柄が、小柄な方のキュートな魅力を引き立ててくれるでしょう。

ただし、「大きい柄が絶対にダメ」というわけではありません。
大きな柄を選ぶ場合でも、柄と柄の間に「すきま（余白）」がうまく使われているデザインであれば、ごちゃごちゃせず、洗練された着姿になります。

「少しでも身長を高く、スラっと見せたい」そうお考えの方には、縦のラインを強調する柄がおすすめです。

お洋服でも「縦縞は痩せて見える」と言われるように、振袖も縦の流れがあるデザインは、着姿をスッキリと高く見せる効果があります。

特におすすめしたいのが「辻が花（つじがはな

）」と呼ばれる柄です。
室町時代から伝わる絞り染めの技法で、品格の高さが魅力です。
藤の花のように斜めに流れる柄行は、自然な縦のラインを生み出し、着姿を美しく見せてくれます。
柄の配置や大きさのバランスも、低身長の方にぴったりの振袖です。

身長が低いことは、振袖選びにおいてコンプレックスではなく「強み」になります。小柄な方だからこそ素敵に着こなせる「色」があるからです。

振袖の色は、濃くハッキリした色（収縮色）よりも、明るい暖色系やパステル系の色（膨張色）がおすすめです。
膨張色は、体をふんわりと優しく見せ、優しい印象を与えてくれます。

例えば、ベビーピンクのような淡い色を可憐に着こなせるのは、低身長さんの特権とも言えます。
他にも、明るい水色や黄色、クリーム色など、特徴的で柔らかな色合いも得意分野です。
成人式会場で他の人と被らない、自分だけの個性的な振袖を選んでみるのも素敵ですね。

「柄や色も大事だけど、やっぱり気に入った振袖を着たい！でも身長は高く見せたい…」

そんな方のための最終手段が「ハイヒール草履（厚底草履）」です。

一般的な草履のかかとの高さが約5cmなのに対し、ハイヒール草履は高いものだと9cm近くになるものもあります。

厚底タイプの草履は側面の面積が広くなるため、刺繍が施されていたり、ボーダー柄になっていたりと、デザイン性が高いものが多いのも魅力です。
振袖姿を足元から華やかに、そして物理的にスタイルアップしてくれます。

慣れない振袖姿はただでさえ疲れやすいものです。ハイヒール草履を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

慣れ: 普段からハイヒールを履き慣れていない方は、疲れやすくなる可能性があります。
形状: ハイヒール草履には「かかと部分だけが高い」ものと、「つま先とかかとの両方が高い（ぽっくりのような形状）」ものがあります。ハイヒールに慣れていない方は、つま先とかかとの両方に高さがあり、傾斜が少ないタイプを選ぶと歩きやすいでしょう。